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平成30年度 事業開発支援

札幌型ものづくり開発推進事業(札幌市補助事業)

寒冷地対応簡易設置型水位観測・撮像装置の開発

分野 IT
企業・団体名 株式会社エルムデータ
事業の概要 近年の豪雨災害を踏まえて、国土交通省では洪水に特化した低コストの水位計「危機管理型水位計」の設置を進めており、道内でも多くの河川で設置が見込まれる。エルムデータは、既に開発済みの「簡易設置水位計システム」を改良し高機能化することにより、「危機管理型水位計」にも対応可能な安価で設置性がよく寒冷地でも通年を通して撮像等動作可能な装置を開発する。

北海道産原料を使用したイタリア職人が手がけるイタリア式生ハム・サラミの製造事業

分野
企業・団体名 札幌バルナバフーズ株式会社
事業の概要 わが国の食肉加工品はドイツ式の製法がほとんどである。札幌バルナバフーズでは、湿度の低い北海道の特徴を活かし、北海道産皮付き豚肉を原料に、イタリアのサラミ職人の技術指導の下、日本では希少性の高い長期熟成型のイタリア式の生ハム・サラミ商品を開発する。道産原料を使うことによる生産・加工履歴の表示、安全性の証明を消費者に訴求し、新たな販路を開拓していく。

業務用冷凍ポテトコロッケの中具用馬鈴薯芋の粗くだき製法の開発

分野
企業・団体名 サンマルコ食品株式会社
事業の概要 現在、サンマルコ食品のポテトコロッケの中具に使用する馬鈴薯芋は裏ごしした芋を使用しているが、一般家庭で作るような馬鈴薯芋のごろごろした食感が残った中具に対するお客様ニーズが増えてきている。こうしたニーズに応えるため、大量の馬鈴薯芋を粗くだきにして自然な芋の固形感が残るコロッケ中具を開発し、今までにない食感のポテトコロッケを商品化する。

テロ等重要警備対策に適応する「寒地型簡易車両侵入阻止柵」の開発

分野 製造
企業・団体名 株式会社白石ゴム製作所
事業の概要 暴走車両による事故やテロなどの増加により、高速車両の侵入を十分に阻止できる警備機材に対するニーズが高まっている。白石ゴム製作所は、簡易に設置・運搬が可能で、舗装路上だけではなく雪路上においても十分な車両侵入阻止能力を持つ「寒地型簡易車両侵入阻止柵」を開発し、様々なイベントでの車両侵入対策警備での活用を目指している。

CT-核医学Hybrid型心臓ファントムの開発と事業化

分野 健康福祉・医療
企業・団体名 株式会社堀本工作所
事業の概要 心臓CTの血管画像と核医学の心筋画像を一つの画像に合成したフュージョン画像が診断に活用されてきているが、精度管理に課題がある。堀本工作所は金属・樹脂加工の精密加工技術を活かし、心臓の血管を正常病変、異常病変ともに模擬し、かつCT機器で撮像可能な「CT-核医学Hybrid型心臓ファントム」の開発と事業化を目指す。

ウェアラブル型非侵襲血中脂質測定装置の開発

分野 健康福祉・医療
企業・団体名 メディカルフォトニクス株式会社
事業の概要 メディカルフォトニクスでは、動脈硬化のリスクファクターの一つと考えられる食後高脂血症の早期発見や予防に活用するため、血中脂質の測定装置として非侵襲脂質測定装置の開発を行ってきた。本事業では、これまでの開発ノウハウを活かし、ウェアラブル化を目指して非侵襲型小型2次元画像脂質測定装置を開発する。

※五十音順


札幌型環境・エネルギー技術開発支援事業(札幌市補助事業)

遠方監視装置とエネルギーマネジメントを融合したシステム「ikeda-eco control」の商品化

分野 技術開発支援

企業・団体名

池田煖房工業株式会社
事業の概要
これまで自社で開発し運用してきた遠隔監視装置があるが、エネルギーマネジメント機器とは連携されていないことや監視画面を遠方で閲覧出来ない、遠隔操作が出来ないといった課題があった。今回の事業ではこうした課題を解決する新たな商品を開発し、動作や機能の検証を行う。省エネにつながるこの商品で、環境負荷低減と社会の活性化に貢献していく。

PSトレーやPPフィルム等の廃プラスチックをペレット化する低価格・低電力ペレタイザーの開発

分野 技術開発支援

企業・団体名

株式会社エルコム
事業の概要 既存の廃発泡スチロール専用ペレタイザーを改良して、廃プラスチック類を燃料化する低価格・低電力ペレタイザーを開発する。廃発砲スチロールに加え、廃プラスチック類にも対応可能となることで使用者の利便性が向上し販売増進が期待できるとともに、環境問題となっている廃プラスチック類の工ネルギ一再利用の進展にも大きく貢献する。

水素吸蔵合金を利用するビニールハウス側面窓自動開閉装置の開発および実証試験

分野 技術開発支援

企業・団体名

(コンソーシアム)越浦パイプ株式会社・ 東光電機工業株式会社
事業の概要
水素吸蔵合金が常温付近の温度変化で水素を吸放出する際の圧力変化を動力源とする動力装置を活用し、農業用ビニールハウスの側面窓がハウス内の温度に応じて自動開閉する仕組みを開発する。実証実験では動作反応を速める合金容器の形状、シリンダーのストローク伸長により装置全体の性能向上が図られるかを検証する。この動力源は無電源という究極の省エネルギーであり、自動装置は農作業の負担軽減につながる。

ヒートクラスター型地中熱ヒートポンプと太陽熱集熱器のハイブリッド熱供給システムの開発

分野 技術開発支援
企業・団体名 株式会社東日本計装
事業の概要 ヒートクラスター型地中熱ヒートポンプと太陽熱集熱器のハイブリッド熱供給システムの運転制御技術を実装した社屋や実験棟を用いて実証実験を行い、実験で得たデータを解析することでシステムの最適な制御条件を確立させる。また、確立した制御条件はタブレットを活用したコントローラーを開発し、低価格で統合的な操作ができる仕組みを構築する。

高効率木質バイオマスガス化炉の開発による安価・安定的水素製造技術の確立

分野 技術開発支援
企業・団体名 北海道電力株式会社
事業の概要
来るべき水素社会実現に向け、道内に豊富に賦存する未利用木質バイオマスから安価で安定的に水素を製造することを目的とし、木質バイオマスの熱分解・改質が可能になる高効率の新型木質バイオマスガス化炉を開発する。開発するガス化炉は小規模でも事業採算性を見出すことを前提としており、道内の一つの自治体規模、中小企業等でも活用でき、持続可能な地域循環型水素製造技術の確立につながる。

凍結防止材(顆粒状)を使用した、熱源に頼らない防積雪装置の開発

分野 技術開発支援
企業・団体名 北海道ポラコン株式会社
事業の概要
除雪対策として、ロードヒーティングや融雪槽、地熱・廃熱利用や温泉水・地下水利用などがあるが、ランニングコスト・設置コスト・汎用性の諸課題があり、普及には限界がある。このため、道内でも除雪は引き続き大きな課題となっている。今回の事業では新たな除雪対策として、費用面のメリットを訴求できる凍結防止材循環装置を開発・研究していく。

※五十音順


地域の仕組みづくり事業

地域産業クラスターものづくり支援事業

No 地域 機関名 件名
小樽 後志新商品開発研究会 後志地域原料発酵粕使用の特産品開発
浦河 北海道ストロベリープロダクトクラスター 浦河産夏イチゴの規格外品を用いた商品開発
七飯 ななえ大沼ブランディング研究会 「道の駅なないろななえ」等における新規商品の開発
江差 ひやま漁業協同組合 江差ナマコ協議会 販売促進部 未活用ナマコ(赤ナマコ)ならびにナマコ副産物(煮汁等)を用いた商品開発とテスト販売
下川 一般財団法人下川町ふるさと開発振興公社 地域の未利用林産資源を活用したオーガニック玩具等の開発
上川 上川銀河サーモンお土産商品開発プロジェクト 上川銀河サーモンお土産商品開発プロジェクト
釧路 阿寒エゾシカ研究会 エゾシカ高付加価値加工品の開発
標津 標津町産業クラスター創造研究会 ご当地石鹸開発チーム 標津ご当地石鹸の開発
羅臼 ホタテ節開発プロジェクト ホタテ節の開発・実用化

地域食品加工施設活用モデル事業

ホタテガイ外套膜を原料とした新規な調味圧焼食品の開発

No 地域 機関名 件名 使用予定加工施設
江別 株式会社北海道酪農公社 乳製品の新たな品質評価系の確立とその手法を活用した新商品の開発 道総研食品加工研究センター
豊浦 株式会社青功舎 ホタテ加工品の開発
豊浦町地場産物販売加工施設
函館 有限会社ヤマチュウ食品 椎茸出汁と昆布・煮干し等の旨味成分の相乗効果による濃縮出汁の開発 道立工業技術センター
当麻 株式会社エコみらい 新商品(トマトピューレ、ケチャップ)の開発 道総研食品加工研究センター
当麻 有限会社当麻グリーンライフ トマトジュースと甘酒の有機ミックス飲料開発 道総研食品加工研究センター
北見 株式会社伊谷商事 地元のハーブから抽出したエキスと精油で作るハーブグミ オホーツク圏地域食品加工技術センター
湧別 湧別漁業協同組合 ほたて生産部会 ホタテガイ外套膜を原料とした新規な調味圧焼食品の開発 道総研網走水産試験場
釧路 釧路機船漁業協同組合 釧路産スケトウダラを原料とした粕漬けフィレ加工品の開発 道総研釧路水産試験場
根室 根室燻製加工研究会 サクラマス・タコの燻製の開発 根室市水産加工振興センター