重点北大R&BPプロジェクト
「キトサン・ナノ繊維を用いた製品および製造装置のビジネス開発」
高齢化社会を持続的に発展させるためには、再生医療技術は非常に重要です。そこで、医学・工学・理学といった異なる専門分野の研究者が協力し、産・学・官連携により平成17年度より当研究を開始しました。この研究では、北海道内に多く存在するベニズワイガニなどを原料とする海洋性キトサンを使った生体材料の開発を行い、組織再生を促進する再生足場材料を開発しています。
現在の研究では、数ある素材候補の中から生体親和性・生体内分解性に優れていることが確認されており、最終的には、神経再生チューブの製造を目標としています。本プロジェクトでは、その開発過程で生み出した技術を援用した、細胞培養基材、ナノ繊維製造装置、創傷被覆材、次世代化粧品、人工骨の開発、それらの市場調査等を行い、基盤技術を確立し、次世代を担う産業の拠点形成を図ります。
<プロジェクト参加機関>
北海道曹達(株)
北海道大学創成科学共同研究機構
北海道大学先端生命科学研究院
東京医科歯科大学
(財)東京都医学研究機構
北海道立工業試験場
(独)物質・材料研究機構、
早坂理工(株)